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材料に関する情報や、洋菓子業界の話を紹介するブログページです。
バターのお話
ネットで検索してもリアル店舗でも、業務用のバターは、
入手困難な状況です。
お客様には大変ご迷惑をおかけして、申し訳ございません。
今、業務用バターに何が起こっているのでしょうか?
そもそもバターの話をする前に、原料乳の不足、その背景を
理解する必要があります。また、海外の乳製品事情を知ることも
必須事項となります。
まずは、海外の乳製品について・・・
中国を筆頭にインド、ロシアなど経済成長が著しい国々での
乳製品需要が急増している所にオーストラリアでは、2005年から干ばつで
供給量は激減。またエサの部分においては、石油価格の高騰に対抗して、
バイオエタノールへの作物転化が行われ、穀物相場が高騰しています。
ここまでの話で、海外においても需要と供給のバランスが崩れて
いるのが分かります。
次に、国内の原料乳について・・・
2005年以降、牛乳の販売量が減少してバターと脱脂粉乳の生産が増加。
過剰になった生乳対策として減産計画が始まりました。
マスコミなどの映像でご覧になった方もいらっしゃるかと
思いますが、牛乳を捨てたり、牛を減らす政策がなされました。
今年に入り、バター不足の予想が立ち、急に増産へ計画を変更。
急な計画の方向転換をしても牛は育っていません。
たとえ、たくさんの牛が存在していたとしても、前項の石油価格高騰なども
あり、エサ代は高騰し、海外ものの価格高騰から国内への置き換えも進み、
ますます供給が追いつかなくなってしまいます。
そして、各メーカーの在庫も逼迫してくると出荷制限が始まります。
大きく分けて上記のような理由からバター不足が起こっています。
お菓子屋さんが最も忙しいクリスマスが終わり、今後の需要と供給のバランスは
どのようになるのでしょう。今後も状況が分かる限りお伝えして
いきたいと思います。
(※2008年1月8日現在の市場情報であり、その内容を保証するものでは
ありません。状況は自身で確認の上、ご判断ください。)