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ペクチン(その1)
このところ、ペクチン製剤についてのお問い合わせが多くあります。
種類が多くて分かりにくい、ロットが大きいので、よく吟味してから購入したい、
といったことが要因ではないかと思います。
ペクチンについて1日で語るのは、とても難しいので、何回かに分けて、ご紹介して
いきたいと思います。
今回は、アイコク ゼリーミックスPJM。
この商品は、りんご由来のペクチンを主成分にした製剤のため、フルーツゼリー(※1チルドタイプ)に
向いています。またフルーツ系※2チルドジャムにも最適で、ペクチンそのものに果実の風味がある
ため、よりフルーティーに仕上がります。
※1 冷凍耐性はございません。(冷凍を考える場合はこちら)
※2 出来上がりの糖度が低い場合は冷蔵が必須条件となります。
夏場のゼリーは、テイクアウトのことを考えると、ゼラチンで口溶け良く・・・というのは
限界もあるかと思います。そんな時、活躍するのがゼリーミックスPJM。
耐酸性に優れ、離水しにくい、室温で溶けないという特性を持っています。
フルーツ系ジャムや、ワイン・梅酒を使ったジャムにも適しており、ゼリーミックスPJMと
グラニュー糖を予備混合、熱水と攪拌混合してペクチン溶液を用意します。
一方で、果汁・果肉・糖類などのベースとなるものを煮詰め、両者を高温下で混合、
充填・殺菌・冷却の順に仕上げていきます。
お役立ちな使用方法としては「つやだしゼリー」。
多くのナパージュ系商品がある中、少量手作りしたい、または、保存料などはあまり
好ましくないから自店で仕込みたい、という方には重宝する配合です。
つやだしゼリーの配合例
水 74.6%
ゼリーミックスPJM 2.4%
グラニュー糖 23.0%
作り方は、グラニュー糖とゼリーミックスPJMをよく混合しておき、水へふり入れてダマに
ならないよう攪拌。加熱し85度以上で完全にゲル化剤を溶解し、攪拌しながら温度を下げ
うわがけします。
と簡単に書きましたが、ゲル化剤の使用方法は、意外と難しく、ベテランの方でも失敗して
しまうことはよくあります。とくにダマなく、均一に分散させる、というところがポイントです。
ゲルがキレイに形成したあとも膜が張ってしまったり、充填にモタモタしてしまうと
次の工程に入れなかったり・・・と様々な困難が待ち受けています(と書けば、様々な困難に
見舞われたことがあることがバレてしまいますね・・・)
奥が深~いペクチンについては、不定期更新でUPしていきます。